シートヒーターが急に熱くなって それ以降、効かなくなったと言う事です。
テスターで抵抗値を点検しますと断線しています。
シートを外して座面を分解してみます。
右ふともも付近が こげてます。
シートヒーターには こうなった場合にヤケドしたり延焼しないように電源が遮断される仕組みになってます。
新しいヒーターパットに交換です。新しいヒーターパットはサーモスイッチの部分が改良されています。
カバーを張り直し スイッチを入れて暖まり、ある程度温度が上がるとOFFになる作動を確認して完了です。
パワステが効かなくなっての入庫です。メーターのランプも点灯していますのでベルト切れの可能性です。
点検しますとベルトが切れてますが、その原因はアイドラプーリーの破損でした。
ダブルプーリーの内側がバラバラです。
ベルトは写真のようになりクランクプーリーにもからまってます。これを取り除く作業が一番大変でした。
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新品との比較です。でも、なぜ内側たけプラスチック製なのか?
交換後、エンジンを始動して異音や他の不具合を点検します。
問題ないので カバーをつけて終了です。
始動後 不調がありチェックランプも点灯しています。
テスターで点検しますと バキュームソレノイドの不調です。
スロットルからインマニのスワールを見ています。
新品のソレノイドと交換して作動を確認して完了です。
始動時にDレンジやリバースにシフトするとエンジンから「ゴロゴロ」音がします。
調べますと、ベルトテンショナーより異音がしています。
ベルトを外しテンショナーとアイドラプーリーを交換します。
ベルトテンショナーはスプリング式のオートテンショナーです。
ベルトもヒビ割れしてましたので一緒に交換して完了です。
パワステから異音がします。オイルが無いような音で「ウィーン」とうなっています。
リザーブタンクを見ますと パワステオイルが泡だってます。
パワステオイルを抜いてリザーブタンクの中を見ると
黒い汚れがいっぱいです。中心の筒状のフィルターが詰り オイルの循環がうまくいってません。
清掃しても取りきれないので交換です。
外側からも汚れが溜まっているのが分ります。
交換後、よくエア抜き作業をして完了です。
オイル漏れと言う事で御入庫です。が、点検しますと、エンジンマウントからシリコンが漏れてました。
まだ、初期なので体感できる症状は無いですが シリコンが全部出きってしまうと振動が激しくなります。
外して並べますと ヘタリ具合が判ります。
交換後は 漏れたシリコンを掃除します。
その間に放置された古いマウントから シリコンが流出してました。
V70の2005y~2007yは エンジンのブローバイホースがプラスチックです。10年が経過し熱による劣化で破損します。
エンジンからオイルの焼けた臭いは これが原因です。
交換するにはインテークマニホールドの脱着が必要です。インジェクターなどを順番に外していきます。
新しいホースはゴム製に変わっています。一緒にオイルトラップも交換します。
インマニのガスケットを新品にして復元します。
カバー類を付ける前にエンジンを始動して ガソリン漏れやブローバイ漏れの確認をして完了です。
雨が降ると ルームランプやピラーカバーの所から雨漏れがします。
シャワーテストでサンルーフガラスから漏れている事が判明しましたので交換します。
まずはガラスを外します。外したガラスを確認しますと、
ガラスとフレームの間から漏れて錆が発生しているのが確認できます。
上のように取り付け部からも漏れて腐食しています。
940のサンルーフガラスは 雨漏れ対策がされたガラスがあります。内側のカバーを外すと 上の写真のように黄色の丸シールが2個貼ってあります。ただ、これも19年前の中古ですので油断は禁物です。
アイドリング中の振動が大きく 音もうるさいと言う事で御入庫です。
エンジンのアンカレッジ(ベルト側のマウント)の不具合です。
エキスパンションタンクを外し アンカレッジを外します。
上の旧品は ゴムの部分が割れています。
そこから シリコンが漏れて黒っぽい跡が残っています。
赤丸の部分が 取り付けた状態の時に干渉して振動と異音を起こします。
交換後は激変して快適になりました。
旧年中は格別の御引立てを賜り厚く御礼申し上げます。
本年も尚一層のご愛顧の程お願い申し上げます。
平成29年 元旦