エアコンの効きが悪く、左の吹出し口は特にぬるいと言う事で御入庫です。
エアコンガス圧を測定しますと、完全にガスが不足しています。
点検しますとコンデンサーからガス漏れしており 交換になりました。
まずは、バンパーと左ヘッドライトを外します。
コンデンサーの漏れている部分です。左は目視でも判るほどです。念の為、ブラックライトを当てると黄色く光っています。(右の写真)
今回は社外品のコンデンサーを使用しました。
新品のコンデンサーを取り付けます。
その後 エアコンサイクルを真空引きして ガスを充填ます。
バンパーとヘッドライトを戻して完了です。
よく冷えるようになりました。
エンジンオイル漏れです。A/Tとエンジンの境目から漏れてますので、クランクシャフトシールを交換します。
その為に、A/Tを外します。
まずは、A/Tの上側を分解してネジを外していきます。この後メンバーを外すのでハンガーをセットします。
メンバーを外した後、ドライブシャフト等を外して、A/Tを降ろします。
ドライブプレートを外すと オイルシールから漏れているのが良くわかります。
この後オイルシールを交換して復元します。
V70の2003yモデルのヒーターコアの交換です。前モデルのV70と違いダッシュボード分解です。
オーディオやメーター、センターコンソール等 どんどん外していきます。
ダッシュボードを外すとヒーターコアが見えてきます。
漏れたLLCが緑の固まりになってます。ここのOリングだけで済む場合もあります。
新しいヒーターコアと交換してダッシュボードを復元します。
その後、助手席のカーペットやマットにもれたLLCを掃除して完了です。
走行中に 「ゴトゴト凄い音がします!」と御入庫です。試運転しますと、「よく ここまで自走してきましたね」と思う位の轟音です。
原因はアングルギヤ(センターデフとか、トランスファとも言う)の内部です。
分解しますと プロペラシャフトが接続するフランジのベアリングです。
ベアリングがデコボコになってます。
相手のベアリングレースも傷だらけです。
今回は この中古と交換します。交換後 静かな走行に戻りました。しかし新品はA/Tのリビルトより高額なんて。。。
拝啓
晩春の候、平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。
さて、本年のゴールデンウィーク休暇についてお知らせ申し上げます。
誠に勝手ながら下記日程の期間中はお休みさせていただくこととなりました。
お手数をかけいたしますが何卒宜しくお願い致します。
敬具
ゴールデンウィーク休暇期間
平成28年4月29日~平成28年5月5日
なお平成28年5月6日より通常営業いたします。
メカニックブログにて進めておりました企画、V70Rマニュアル化
公認への道は遂に完結致しました。
非常におもしろい車に仕上がっております。
走行距離はそこそこ伸びてはおりますが、メンテナンスも同時に進行
しておりますので安心しておのり頂ける車に仕上がっております。
人とは違うこの一台、興味のある方に是非ともお乗り頂ければと思います。
公認車両の為、安心して車検も受けられます。
もちろんアフターメンテナンスもアウトゲゼレにお任せ下さい!
併せてV70クラシック 2008年モデルも格安ご提供!
リヤに軽微な修復歴が御座いますが、きれいに仕上がっております。
こちらも是非!
作業も だいたい完了したので 構造変更検査をうけます。「公認」です。
「動力伝達装置を前進手動5速変速機へ変更」です。
型式にも ( 改 )が入りました。
車両重量も 1730kgから1690kgに減量です。
今回は お客様の御依頼ではなく 在庫車両ですので、中古車として販売します。
2000yのAWDのM/T化は 初めてだったので試作感覚でしたのでベースになった車両は
14万km走行で小キズも多いです。完了後に試運転は 沢山したので、すぐ乗り出せます。
不具合は電動格納ミラーが無い所ですが 現状販売です。詳しくは 在庫車両のページを
見て下さい。近日、アップします。
室内は シフトレバー ペダル類 クラッチマスターの取付け等です。
A/Tのブレーキペダルを外して M/Tのペダルを取付ます。ダッシュボードの奥なので 作業は大変です。アクロバチックな体制で作業します。この時にクラッチマスターも取付ます。
A/Tはリンケージワイヤーが1本ですが、M/Tは2本です。縦方向と横方向です。
組上げ後は こんな感じです。
この後 クラッチオイルのエア抜きをして ニュートラル信号配線やリバースランプの配線を加工します。
完了したら、試運転です。
2000yモデルのV70Rには5速マニュアルが ありません。時々、マニュアル車の問い合わせがありますが、850やV70T5でも希少です。
今回はA/TをM/Tに載せ換えました。
とりあえず、ミッションの交換から始めます。エンジンメンバーを外す必要があるので ハンガーでエンジンを吊り下げる準備です。その後、エアクリーナー周辺を外し スターターやミッションの上側を外していきます。
メンバーを外した後、エンジンを少々傾けて A/Tをはずします。次にフライホイールを取付ます。
外したメンバーやプロペラシャフト、A/T、M/T、など お店が広がってしまいます。
ミッションジャッキからA/Tをおろし、M/Tを載せますが A/Tは二人でやっとおろせる位 重たいです。M/Tは一人で持ち上がります。軽くなる事は良いですね。
M/Tを取付ます。エンジンへの固定もミッションが小さいのでA/Tより楽です。
デフやドライブシャフトを取付てエンジンメンバーを戻します。
タイヤを装着したら 一旦着地して 室内の作業に移ります。
メーターの矢印マークが点滅し、3速固定になっています。リバースランプの点灯しません。
テスターで確認しますと ギヤポジションセンサーの不良です。インヒビタースイッチとも言います。
交換にはエアクリーナーやバッテリーを外す必要があります。又、A/Tのオイルレベルゲージと共締めなので それも外す必要があります。
このインヒビタースイッチの中の接点が磨り減ってしまい 今回のような不良を起こします。
分解して接点だけの交換方法もありましたが、今回は接点の相手側の減りもあったり 動く部分のガタもあったので Assy交換にしました。
交換後、テスターで更正と 冷間時と温感時に作動を点検して 完了です。