ボルボ850 トルクアームブッシュ交換
もう おなじみのトルクアームブッシュの交換です。
ギヤーの変速時や エンジン始動時に負担の掛かる部分ですから傷みも早く状態も酷くなりがちです。ただ、動いてナンボ 傷んでナンボの部分ですから いいんです。
ボンネットを開ければ すぐ確認できる部分なので、たまに点検してみましょう。
もう おなじみのトルクアームブッシュの交換です。
ギヤーの変速時や エンジン始動時に負担の掛かる部分ですから傷みも早く状態も酷くなりがちです。ただ、動いてナンボ 傷んでナンボの部分ですから いいんです。
ボンネットを開ければ すぐ確認できる部分なので、たまに点検してみましょう。
走行中、極端にハンドルが取られたり ブレーキ時にハンドルが左右どちらかに持っていかれたり等の症状がある時は、コントロールアームを疑いましょう。ブッシュが切れていたり ボールジョイントにガタが あったりします。
上の写真は新旧 並べてあります。左の古い方は 完全に切れてます。もう、グスグスです。
ボールジョイントの部分を点検すると、ブーツが切れていました。中もサビサビです。
今回はブッシュ、ボールジョイント共にダメだったので、コントロールアームAssyで交換しました。 が、ブッシュのみの交換も可能です。
ボールジョイントの部分はブーツだけの交換も可能です。ただ、錆がひどかったり、ガタ がある場合はアームAssyの交換が必要です。
850では もう定番のエバポレーターよりエアコンのガス漏れです。原因として考えられるのは 外気導入口よりホコリ等が入り込み結露したエバポレーターに付着して腐ってしまう事です。
作業はダッシュボードを脱着の必要があります。
この後にエアコンユニットを分解してエバポレーターを外します。
左が古いエバポです。汚いですね〜。850やV70の99yまではフィルターが標準装備ではありません。この汚れ具合を見るとフィルターの大切さがわかります。分解した時に、ブロアファンモーターも分解清掃給油をすると良いです。
更新が滞っておりました。入院していたんです・・。
今回は850やV70で 交差点等で走行しながらハンドルを切る時にハンドルに「コツン」と響いてくる時が たまに有ると言う症状です。
コラムシャフトの途中に足回りからの振動などを和らげるラバージョイントが付いてます。このゴムが硬化すると、車体の傾き加減によって「コツン」と響いてくるんです。
この部分を交換すると直ります。
見た目では 良し悪しが分かりませんがゴムの部分を触ると分かります。
この状態で乗り続けても、問題はありません。ゴムが千切れてハンドル操作不能、なんて事は起きません。ただ、ハンドルに伝わる感覚が気分悪いんです。原因が分からないと若干、不安にもなってしまいます。
ブレーキを踏んだ時、ペダルやハンドルに振動が来る時はローターの歪が考えられます。一般的には前輪のブレーキローターが原因の場合が多いですがボルボの場合はリヤローターがダメな場合が多いんです。磨耗状態にもよりますが、基本的には研磨で対応します。
上の写真は研磨途中の様子です。シルバーの部分が削れた所、黒光の部分が歪んでる部分です。作業は0.02〜0.03mmづつ削るのですが、前面がシルバーになるまで何度も削ります。
左が研磨後 右が研磨前です。耳の段差も無くなり綺麗です。装着して走行を重ねると艶が出てきます。
磨耗が多いローターや歪みの激しいローターは交換しないとダメな場合もあります。研磨限度があり、それ以上に薄くなると交換です。
アイドリング中に不自然な小刻みの振動。または、「ゴゴゴ」と言う音など。 この場合ベルトの下にあるエンジンマウントの破損の恐れがあります。
ゴムの部分が切れて もぐり込んでいます。
外して新品と比べると 沈んだまま固まっています。これでは、マウントとしての機能は無く ただのツッカエ板です。
本当は 他のマウントも交換すると より良いわけですが、この部分が特に傷みやすいので ココのマウント交換だけでも効果は絶大です。
エンジンマウントですが、すべての部分において純正品を お勧めします。社外品で極端に安い物は かえって悪化します。交換工賃も安くありません。
交換後 エンジンを掛けた時「おっ!」と思うか「あれっ?マジ!?」って思うかです。
運転席などのドアを閉めた時、ドアの内部から何か外れているような音がする事があります。パワーウインドーを下げた状態では特にします。
ガラスが上下に動く時 レールに沿って動く訳ですが、そのレールが外れてしまうのです。ドアに固定する為のステーが折れるんです。
上が 折れた物。下は新品です。
最悪の場合、このレールがドアの中に脱落してパワーウインドの開閉が不能になります。
パワーウインドーを上下させる時、ガラスと鉄が擦れるような音がする時も ココを疑いましょう。
リヤタイヤが段減りしたり、極端に内減りする事があります。その場合、リヤ足回りのデルタリンクの曲がりが原因の事が多いです。これはアライメント調整では直りません。
上の写真の矢印の部分のように自然に曲がってしまうんです。この写真は かなりヒドイ状態で 走行中、後ろから見ると斜めに走ってます。
なぜ、曲がるのか不明です。
新品で交換すると、数十万円かかります。なので、中古パーツを利用します。
見た目で良し悪しが判断できるパーツは 中古でも安心して利用できます。
よく「中古パーツも できるんですか?」と聞かれますが、中古パーツは出来ます!!特にホームページで販売はしていませんが、在庫品も沢山あるんです。在庫が無くても、探せます。エンジンやA/Tから、細かい内装品など なんでも対応できます。でも、中古には不向きな部分もありますので、ご注意ください。
中古パーツを御希望のかたは、見積もりの御相談の時などに言ってください
パワーシートの背もたれが、リクライニングしません。モーターの作動音はしている様です。
ドライブワイヤーの不具合で、ワイヤーを交換すれば良い事なのですが、修理でも十分対応できます。
まずは、シートの表皮を むきます。切れたり痛んだりしない様に慎重に作業します。
左が修理前、右が修理後です。モーターにワイヤーが刺さって、モーターの回転と共にワイヤーも回り 背もたれが前後します。 そのワイヤーが左の写真の様に、引っ込んでしまうのです。加工修理の方法は秘密ですが、こうすれば交換の必要は無くなります。
これで、ドライブワイヤーの部品代は浮きました。
850のA/T警告灯(↑マーク)が点滅しました。
自己診断の結果 インヒビタースイッチの内部不良なので交換します。
脱着後、念の為 分解してみました。
中は、グリスが汚れて固まっています。接点も磨り減っていました。
3枚目の写真、左が減った接点 右が正常な接点。
今回は、警告灯の点滅でしたが、リバースランプが点灯しないとか、
スターターが回らないなどの現象もあります。