ボルボ850 エアコン効かず
そんな季節です。最近は850のエバポ交換も大分 減りました。多い時期は1日2台交換したりしてました・・・。
今回はガス漏れではありません。ガス圧を点検すると、「詰り」が発生しています。
エキスパンションバルブか、レシーバータンクが原因な訳ですが、この車両は数年前にエバポ交換時にレシーバータンクも新品になってますので、エキスパンションバルブを疑います。
見た目では綺麗で詰まっているか分かりませんがパイプに口で息を吹くと通りません。完全に詰まってます。
交換して真空引きの後、エアコンガスとコンプレッサーオイルを入れて完了です。
23:45
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ボルボ850 V70 ウインカー戻り不良
時々ウインカーレバーが戻らない事がある場合、ウインカーレバーの不良を疑います。
真ん中の白い出っ張りが ハンドル側の爪に当るとリリースする仕組みです。が、そのハンドル側の不具合で戻りが悪い場合が7割なんです。
写真中央の黒いプラスチックがハンドルと共に回転しますが、これが先の写真の白い出っ張りに当ります。これが磨り減って空振りしてしまうんです。ですので、当り面を分解して削り平らになおしてあげれば完了です。
この部分はホーンやエアバックのコンタクトリール(接点)なのですが、これ自体がプラスチックで、劣化による破損で固定されなくなり、同じ症状になる事もあります。
00:24
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ボルボ850 エアコンランプ点滅
エンジン始動後 数秒間エアコンのランプが点滅する場合は センサー類やモーター類の不具合があります。テスターで自己診断をすると何がダメなのか分かります。
今回は運転席側の室内温度センサーでした。
この穴の奥にあります。ホコリが溜まってセンサーが誤作動する場合もある為、一度清掃して試します。が、今回は壊れているようです。
外して点検すると、中のコイルが断線しています。残念ながら新品と交換します。
このセンサーが壊れると22℃〜25℃での使用時の温度調整が不安定になります。助手席と同じ温度設定にしても左右で吹き出し温度に差が出たりします。
22:13
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ボルボ850 シートヒーター効かず
この時期 シートヒーターは欠かせない装備です。
座面と背もたれの中に 熱線パットが入ってます。それが断線する事があります。
写真の白い部分が、そのパットです。拡大すると、
薄く黒い 熱線が見えるはずだったのですが、うまく写りませんでした・・・。
あとは 熱くなりすぎないようにサーモスタットが付いてます。こちらの不良でもシートヒーターは効きません。
23:49
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ボルボ850 点火系の不具合
毎日 寒いです・・。毎年の事ですが。
寒くなると多い不具合が点火系による 失火です。朝一など冷間時は、燃料を多く噴射します。(昔、チョークを引いてエンジンをかけましたが、それと同じ事を自動的にやってます。)ですので、プラグの火花が弱かったり、バッテリーが弱いとプラグが、カブッテしまいます。始動後も、プルプルしたり、排気ガスが臭かったりします。
プラグ自体の磨耗の場合もありますが、デストリビューターやプラグコードが劣化している事も多くあります。
左のデストリビューターにはヒビが入り火花がリークします。右はプラグキャップに穴が開き、矢印のように火花がリークした跡があります。
この辺りは 消耗品なので不調がある場合は早めに点検しましょう。
23:10
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ボルボ850 タービンより オイル漏れ
ボルボの定番トラブルです。
タービンからオイルパンに エンジンオイルを戻すのですが、その辺りから よく漏れます。
ガスケットとOリングを交換します。FFは簡単なんですが、V70のAWDですと、フロントのデフが ある為、手だけ突っ込んで 感で作業します。写真のパイプは、ほぼ見えません。
右のガスケットがタービン側 左のOリングがオイルパン側です。 だいたい、Oリング側が漏れます。
22:50
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ボルボ850 ガソリン満タン後、エンスト
スタンドでガソリンを満タンにして エンジンを掛けようとしても掛からなかったり 掛かってもエンストしてしまう故障があります。
車にはキャニスターと言うフィルターが有り、ガソリンタンクの蒸発したガソリンを大気開放すると臭いので キャニスターを通してエンジンに戻し再燃焼させる仕組みになってます。
古くなると キャニスターの中が詰まる為、ガソリンタンクを満タンにした時の上の方のガソリンを、そのまま吸い込み エンジンが かぶってしまうのです。
二つを両手で持つと 古い方が確実に重いのです。ガソリン臭も します。
このトラブルは850特有な気がします。V70からは配管の具合等が改善されています。
00:51
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ボルボ850 ラジエター交換
ラジエターからの水漏れです。アルミのコアとプラスチックのタンクの境目から漏れるのが多いです。
昔は真鋳で作られていたので修理ができました。でも重かったり、冷却水が錆びたり等のデメリットも ありました。
アルミのラジエターは軽量で小スペースで冷却効率が高いメリットがあります。
ラジエターホース等も点検して 程度によっては同時に交換しても良いかもしれません。
22:09
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ボルボ850 エアコン作動せず。
ボルボ850は よくエアコンが弱いって言います。主にガス漏れが多いのですが 今回は風さえも出ません。
点検した所 コントロールユニットで内部不良が起きているようです。
写真は94yモデルの初期のタイプです。風量を表すメモリのデザインが違います。
非常に分かりにくい写真ですが、赤丸の部分が焼損しています。こうなる原因は不明ですが、こうなると修理は不可能なので交換です。
交換すると96yモデルのタイプに変更になります。ただ、新品は高額の為、今回は中古で対応しました。パネルの照明バルブは新品にしました。
00:07
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ボルボ850 ショックアブソーバの交換
850も走行距離が15万kmを超える車両が増えました。今回はショックの交換をします。
特に症状は無かったのですが 距離も15万kmを越えたので交換しました。
今回はモンローのショックを入れます。恐らく一番安くできるのではないかと思います。性能は純正と同じ位ですが 新しくなる分 とても良く感じます。
古いショックは 縮めても 戻ってきません。交換後は車高も1cm程上がりました。程度によってはアッパーマウントも同時に交換すると良いと思います。
17:52
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ボルボ850 スターターを回す時 引っかかり感
一瞬 「バッテリーか?」と思う症状です。スターターの回転が一瞬止まる感じです。
エンジンのコンピューターは今のカムシャフトとクランクシャフトの位置を確認して点火を始めます。今回はカムシャフトセンサーが内部不良でカムシャフトの正確な位置が把握できていません。始動時の点火時期がずれてしまいます。
燃料の噴射タイミングとプラグの点火時期がずれてしまい、スターターがスムーズに回らないんです。
今回は中古パーツで対応しましたが 一応 新しいタイプの物を取り付けました。上が旧品 下が今回取り付けた物です。
01:25
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ボルボ850 エンジンオイル漏れ
エンジンオイルのオイルポンプから漏れています。
クランクプーリーを外しポンプを慎重に外します。力加減を間違えると破損します。
このオイル漏れを放置しておくと エンジンマウントやベルト類にダメージがある為、早めの修理を勧めます。
純正でガスケットKITがあるのでオイルポンプ関係のシールやガスケットを全交換します。当然、バラで買うより安いです。
ここは、油圧も高い為 漏れ具合も結構多い場合があります。とりあえず油量は良く確認しましょう。
00:03
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ボルボ タイミングベルト交換
時々、タイミングベルトの交換の依頼を受ける時に「テンショナーやアイドラプーリーも交換しないとダメですか?」と聞かれます。
タイミングベルトが切れるとバルブとピストンが干渉する為、ヘッドをO/Hしないといけません。年式によっては中古エンジンと載せ換えの方が安かったりします。が、それほどダメージがあるんです。
自分の経験上 ベルトが切れる事よりもテンショナーやアイドラのプーリーが焼付きや破損を起こしベルトが外れるケースの方が多いのです。
中古車を販売する際に「タイミングベルト交換済み」をセールスポイントにしますが、プーリー類も交換済みか確認すると良いですよ。
01:52
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ボルボ850 ブレーキ異音
850で 主に17インチ以上のタイヤを装着した車両で、山道を下ってきた時や、頻繁にブレーキを使用したとき リヤブレーキから「ブゥワーーン」と大きく唸る事があります。昔の電車のブレーキみたいで同乗者はビックリします。
ローターに熱がたまり 焼けてくると出ます。低ダストのパット等 社外パットの場合は よけいです。
対策としてパットのシムがあります。
左が それです。半分に切れていて矢印がタイヤの回転方向です。右はノーマルのシムです。これと入れ替えます。
今回は社外パットで 大変 硬い材質だったので純正パットに交換します。面取りもして有ります。
交換後、音は まったくしなくなりました。純正パットにしたので「キーキー」音も消えました。
00:35
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ボルボ850 エアコンからパタパタ音
冷房は内気循環で使用しないと冷えが甘くなります。
今回は、そのフラップを動かすモーターの不良で 閉めようとしては外れ また閉めようとしては外れを繰り返し、グローブBOX付近から「パタン パタン」と音がしていました。
今回はマニュアルエアコンですが、部品は生産中止でした!!ですので中古パーツで対応です。
オートエアコンでも吹き出し口の切り替えが不能になったりしますが、これもモーターの不良や、その相手が割れたりしています。モーターは交換しか方法がありませんが フラップ側の割れの場合は程度によっては修理が可能です。ひどい物は交換ですがダッシュボードを分解してヒーターユニットを交換するしかないんです・・。
00:03
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ボルボ850 ドア開閉時「バッキン」音
多いんです。これが。原因は主に2つです。ドアストッパーの破損はドアの中にある部分が折れます。
ちなみに、この車両は2回目でした・・。取り付けの際に少し加工してあげると良いんです。
もう一つは ピラーの付け根の剥離です。溶接の必要があります。
たまに、溶接した周りが再度 剥離する事がありますが、溶接するとその部分の鉄板は弱くなる為です。その時は再溶接です。
修理完了の写真です。今回は両方やりました。
21:21
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ボルボ850 ストップランプ点灯せず
ストップランプが点灯しません。全部 点灯しないんです。
ストップランプスイッチがブレーキペダルの付根にあるので分解してみました。
左下の丸い接点が焦げています。ここがストップランプの接点で、上の2つの接点はクルーズコントロール解除の接点です。
磨いて装着した所 点灯しました。でも、それは応急処置なので新品と交換しました。
20:35
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ボルボ850 ブレーキホース交換
ゴム製品は やはり傷みます。
フロントのブレーキホースですが 写真の様にヒビ割れしています。危険なので 左右交換します。
メッシュホースへの選択もありますが、目視での点検ができないデメリットがあります。ノーマルホースでも新品に交換する事で 踏んだ感じは良くなります。
23:23
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ボルボ850 マフラー排気漏れ
850のマフラーは基本的には丈夫で腐食による排気漏れは あまりありません。ただ、縦に割れる事があるんです。
写真の様に 綺麗に割れる事が多いので 溶接して修理する事が可能です。新品はかなり高価です。溶接で修理すれば中古より安いですね。
22:56
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ボルボ850 エンジン始動時に異音
朝一だけ エンジン始動後に「キーッ」と異音が発生します。点検した所、ウォーターポンプより異音がしています。早速 分解してみます。
ウォーターポンプのプロペラが内側にズレテいました。シリンダーブロックのウォーターギャラリーとプロペラが干渉していたのです。
ずれていたのは1mm程度でしたので 暖機後シリンダーが膨張すると音が消えていたのです。シリンダー側のアルミ粕を清掃して新品のウォーターポンプに交換して完了です。タイミングベルトは交換時期まで長かったので再利用しました。
ダメなウォーターポンプは純正で水漏れもありませんでしたが、今回のような不具合が起きてしまいました。社外品のウォーターポンプだと、今回の様な事が時々あります。
プロペラが破損していなかったので、交換だけで済みましたが、欠けたプロペラが行方不明だと ちょっと大変です。
21:09
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