ボルボV70 バイキセノン不良
右のヘッドライトが点灯しません。
「バーナーですかね?」と お客様。試しに左右のバーナーを入れ替えますが、やはり右が点灯しません。「バラストですね。」となりました。
バラストはヘッドライトボディーを外す必要があり、その際は上の写真のような作業になります。
この銀の四角が バーナーです。9万円位します。。。なので今回は中古で交換です。
点灯確認して バンパーを戻して完了です。
右のヘッドライトが点灯しません。
「バーナーですかね?」と お客様。試しに左右のバーナーを入れ替えますが、やはり右が点灯しません。「バラストですね。」となりました。
バラストはヘッドライトボディーを外す必要があり、その際は上の写真のような作業になります。
この銀の四角が バーナーです。9万円位します。。。なので今回は中古で交換です。
点灯確認して バンパーを戻して完了です。
エンジンが掛かりません。レッカーで入庫です。
点検した所 ガソリンがエンジンまで来ません。メインリレーを点検してみます。
ピンクの103番のリレーです。99yや00yモデルに不具合が多いです。
分解すると
矢印のレジスターが取れちゃってます。。。
ハンダの割れでの不具合が多く 修理が可能な場合もありますが 今回のケースは無理です。多分 ハンダこて でレジスターも溶けちゃいます。
交換して 再始動OKになりました。
10万kmを超えたのでフューエルフィルターを交換します。
外したフィルターからガソリンを出してみます。まず、フィルター通過後のガソリンは。。
キレイなガソリンが出てきます。反対側のフィルター通過前のガソリン
は。。。
。きたない。
これは トレーの汚れでは ありません。
意外と交換されていない車両が多いので 10万km走行を目安に交換されると良いと思います。
メーターにA/Tの警告メッセージが出て、3速固定になってます。又、信号で停車時に「ゴンッ」と 大きなショックがあります。
テスターで診断しますと ミッションの回転センサーの不良と出てます。
ミッションには2個センサーがあり、1つはRPMセンサー、もう1つは車速センサーです。これらで、ミッションの状態を見ています。
このセンサーがダメになると A/Tのコンピューターで何速にしたらよいのか?今は停車中なのか走行中なのか判断できません。
新品のセンサーです。今度の部品は配線とセンサーが別になっています。
それぞれ 交換して A/Tのコンピューターをリロードして完了です。
タイミングベルト切れです。正確にはテンショナープーリーが破損でベルトが外れたんです。
2万km前にタイベル交換済みの中古車を購入したオーナー様でしたが、テンショナーとアイドラプーリーは交換していなかったようです。
こんな状態です。新品と並べますと状況が分ります。アイドラプーリーも新車当時に付いてくるプーリーでした。
こうなってしまうと バルブとピストンが干渉して圧縮が無くなりエンジンは掛かりません。どう言う事かと申しますと、
通常は ↑ のように バルブはピッタリ閉まってます。しかし、干渉したバルブは、、、
矢印のように 隙間が開いてしまいます。エキマニ側から光をあてますと このように光が漏れます。
上の写真はピストンにバルブが干渉してキズが付いた様子です。
上と下の矢印は干渉して カーボンが取れた様子です。ここも中央の矢印のようにバルブが開いたままです。
こうなりますと、ヘッドをO/Hか予算によっては中古エンジンと交換になってしまいます。
タイミングベルトを交換の際は テンショナーとアイドラプーリーの交換も一緒にする事を 強くお勧めします。又、タイベル交換済みの中古車を買う時は テンショナーやアイドラプーリーも交換しているか 確認しましょう。
加速をする時に 息つきをします。警告灯が点灯していますので、テスターを接続して診断します。
フューエルプレッシャーセンサーの不具合なので交換します。
インジェクターレールの端に付いています。燃圧を抜いてから交換します。
これが センサーです。
後は元どうりに組んでテスターで更正して完了です。
ギヤが入る瞬間に下回りから「カキン」と異音がします。ドライブシャフトのジョイントが鳴ってるようです。
点検すると
ドライブシャフトブーツの付根からグリスが漏れてます。そして、、
なんと、タイラップで締め付けてます。これは、ヒドイ。締め付けがゆるい為、ブーツが左右に動いて口が広がってしまってます。
ブーツを外すと、グリスは ほぼ無い状態でした。これではカキン音がするわけです。
専用のバンドで しっかり締めましょう。今回はグリスの注入で済みましたが、程度によってはドライブシャフト交換です。
パワーシートの座面の高さ調整が不能です。スイッチやコントロールユニットの不良が多いですが、今回は違うようです。
スイッチを入れると シートの下から ガリガリ音がします。
シートを外して 裏側のモーターを分解してみます。
座面の高さ調整のメカニズムの中でギヤが破損しています。
このギヤだけの部品設定は無く シートフレームごとの交換です。しかし、今回は中古のシートより部品を外して交換します。
仮付けで作動確認してから 本組みします。
でも なぜ あの部分にプラスチックのギヤなのか。。。
フルホットにしないと温風が出ません。オートエアコンなので室内温度センサーが怪しいです。テスターで診断しますと、その故障コードが入っています。
室内温度センサーはエアコンコントロールユニットに付いています。
外しますとセンサーのファンによって吸い込まれたゴミが満載でした。これによりファンが回らなくなったり センサーの線が切れたりします。
組み込んでテスターで自己診断と更正をして完了です。
「ウィーン」という異音で交換する事もあります。
始動時や走行中 気付くとガス欠状態に 又エンプティーのランプも点灯しています。一瞬 「ガソリン漏れか!?」と思っちゃいます。
原因はフューエルゲージの不良です。875の初期(97〜98y)に良くある現象です。
ゲージは燃料ポンプの横に付いてます。サービスホールより取り外します。
上の筒状の物が古いゲージ 下が新品です。古い方は筒の中のフロートが上下に動いて 油量を表しますが 中でフロートが引っ掛かったり 浮いてこない等の不具合がありました。満タンにして300km走っても まだ満タン・・なんて事も。
下の新品は昔ながらと言うか 一般的な方式のゲージです。対策品ってやつです。
ガスケットも新品にして最後にガソリン漏れと作動点検して完了です。
A/Tの異常メッセージで、3速発進になってます。セレクトショックも大きい。シフトレバーは「D」の位置なのにインジケーターは「N」です。
インヒビタースイッチの内部不良です。
交換しか方法がないので 新品と交換しました。
いつもなら 分解しますが285のインヒビターはリベット留めなので、今回は分解しませんでした。
V70(285)の後期型のヘッドライトレンズはプラスチックの為 曇ってしまいます。特に洗車機で洗っていると早期に曇ります。
これを磨いてコーティングをします。磨くだけでは無いのでツヤも長持ちします。
これ位に復活します。ヘッドライトがキラキラしていると、なんかオーラを感じます。 左右で¥4200です
ブレーキ鳴きで御入庫いただきました。原因はキャリパーの戻り不良による引きずりです。
キャリパーを外すとダストシールがめくれていました。そこから水の浸入によるサビが原因です。
通常はO/Hですが、今回は程度が悪い為 中古品をO/Hして取付けます。
左右を比べると サビの酷さが分かります。
写真では分かりませんが、古いダストブーツは硬化しています。これでは使用中に伸びず 外れてしまったのも納得です。
組み付け後、ブレーキラインのエア抜きをして完了です。
アングルギヤとかフロントデフなどと言います。FF車ベースの4WDでA/Tからの動力をリヤに伝えるギヤです。
右フロントのドライブシャフトが長いせいか、右側が漏れます。
写真はすでに分解した所ですが デフオイルが汚れているのが判ります。
オイルシールとOリングを交換して デフオイルも交換します。オイル交換によって デフの音も静かになる事があります。
これも やはり掃除が大変ですが こんな感じで 大分キレイになります。この後 ドライブシャフトを差し込んで完了です。
ドライブシャフトシールからのオイル漏れです。なぜか、右側が よく漏れます。多分シャフトが長いからです。
上の写真は ドライブシャフトを抜いた状態です。ミッション回りとシャフトが オイルで濡れています。
このオイルシールを交換します。外すのは簡単ですがミッションケースを傷付けないようにします。取り付けは水平に シールが歪む事無く慎重に均等に打ち込んでいきます。
今回はFFの作業ですが、AWDは ここにアングルギヤ(フロントデフ)が付きます。これも 漏れ易いです。その場合はデフオイルが漏れます。
サンルーフより雨漏れです。大雨の後、ポタポタたれてきます。
原因はサンルーフガラスなんです。ガラスと、そのフレーム(鉄)の接着部分から漏れてきます。写真はサンルーフガラスの裏側で、雨漏れの部分が腐食しています。
こちらは、漏れてないサンルーフガラスです。今回は中古ガラスで交換します。
ガラスサンルーフは基本的に ガラスだけ外せるので作業は気楽です。が、脱着時にルーフにキズを付けない様に慎重な作業になります。
新しいガラスを装着後、クリーニングして完了です。
主原因はガラスの回りのゴムパッキンでは無く、そのパッキンが はまる鉄のフレームとガラスのシーリング不良です。鉄部に腐食が無ければシーリングのやり直しで解決します。ただ、回りのパッキンが硬化している場合は再装着ができませんので、パッキンの交換が必要です。
エアコンが効きません。点検してみるとエアコンガスの漏れ跡が見つかりました。
ブラックライトで照らすとガスの蛍光剤が緑に反応しています。
外してみると黒い染みができてます。エアコンガスには蛍光剤とコンプレッサーオイルが混ざってますのでガスと一緒にオイル類も漏れてしまい、そこに汚れが付着します。
左はコンデンサーを外したところ、右は新品を取り付けた所です。今回の車両はNAなのでインタークーラーが無い分 楽な作業です。
装着後、充分に真空引きをしてエアコンガスとコンプレッサーオイルを充填します。
ドライブシャフトブーツが破損したまま走行してしまった為、ジョイントが焼き付いた例です。
ブーツの中のグリスは遠心力で みんな飛んでしまいました。さらに水や砂の浸入も見られます。
実際にこの状態で走行すると ハンドルの振動や触れ、最後には折損によるシャフトの脱落があり 危険です。
シャフトの交換が実用ですが、かなり高価ですので 現物をリビルトします。
リビルトですので インナーとアウター、スプラインまで全部O/Hします。
保証も付いてますよ!!
最近は 燃費や排出ガスの事が気になりますが、O2センサーは それらに影響する部品です。
排気ガスの濃度を O2センサーで検出して燃料噴射料をコンピューターで考えます。センサーの反応が異常の場合は、コンピューターで一律の疑似信号で作動させるので燃料消費も多目になってしまいます。
新品と旧品の写真です。古い物は黒くなってます。年式によってはO2センサーは触媒の前後に合計2個装備されています。
完全に不良の場合は 警告灯が点灯します。又 高年式車は排ガス規制が厳しいので 車検に合格できない場合もあります。
走行中 左右にハンドルを切るとエアコンのファンより「キリキリ」音がする事があります。古くなるとモーターの中にブラシのカスやゴミがたまり、左右に曲がった時にダッシュボードに歪みが加わりモーターが鳴くのです。ブロアファンを分解してみます。
脱着にはグローブBOXを外す必要があります。
これが ブロアファンAssyです。風速を変えるファンレジスターが内臓されています。これを、さらに分解してモーターの清掃給油をします。
軽くたたいて これだけカスが出ました。さらにエアブローで掃除をしてモーターの軸を給油します。
再度 組み付けて試運転で 音が消えた事を確認します。
この作業で音が消えても、時間が経つと再度 音が出る事がありますが、その時はモーターの軸にガタがあると言う事なので、新品と交換するしかありません。。